そこで以前よりハーグに行きたいと思っていたため、思い切って実家を出て、オランダのハーグに移り住みます。
外出許可が出ないことも多かったゴッホはテオに頼んで版画や複製を送ってもらい、それらをよく油彩で模写していました。ゴッホ自身はこの模写を色彩への「翻訳」と捉えていたようです。
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花を愛し、日本美に憧れた巨匠ゴッホ。魅力と代表作を分かりやすく紹介します。
しかしこの素晴らしいと思えた構想も、声をかけた画家仲間からは理解してもらえず、結局、住む場所と生活に困窮していたゴーギャンのみがアルルの家に来ることになりました。
そのため、ゴーギャンはゴッホと共同生活には気が進みませんでしたが、自分の画家としての地位を確立することを優先し、自分の将来のためを考え、打算的に共同生活を始めました。
日本人が最も好きな画家と言っても過言ではないゴッホ。近年、新たな「真作」や「贋作」が相次いで“発見”されニュースにもなった。“発見”は、なぜ、どのように行われるのか？ ゴッホの真贋鑑定の世界的権威で、ゴッホ作品の収蔵・研究でも世界最高峰と追われる「ファン・ゴッホ美術館」（オランダ アムステルダム）や、自画像の真作が見つかった「オスロ美術館」（ノルウェー オスロ）を訪れ、“発見”の物語を楽しむ。
と語り、兄が真の芸術家としての資質があることを目の当たりにしたことによって、兄の画家の未来を信じて生活を続けてたのでした。
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パリ時代に描いた花の絵については、別記事で紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
そしてテオは、ゴッホの文通相手でもありました。良き理解者として多くの手紙を交わし、ゴッホの感情を受け止め続けました。
放浪生活も極限に達し、エッテンの実家に帰ると、見かねた父親が、ゴッホがおかしくなったと精神病院に入れようとし、親子関係に亀裂が入ってしまいます。
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弟テオなくして、ゴッホなし。テオは“もう一人のフィンセント・ファン・ゴッホ”と言えるかもしれませんね。